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F・R・I・E・N・D・S
彼ら6人に初めて会ったのは、台北からシアトルへ引っ越したばかりの1998年の晩夏だった。
上機嫌で愛車のホンダを駆っていた米国人ルームメイトが、信号待ちで隣に並んだバスのボディに施された「F・R・I・E・N・D・S Fifth Season」の広告を目にして、「ヘイ!あのドラマは要チェックだよ」と寝ていた私の肩を叩いたのを覚えている。
「ふーん・・・それってどんな話?」
ぼんやりしながら訊ねると、彼女はにやにや思い出し笑いをしながら、「NYのマンハッタンに住む男3人と女3人の話。その中のひとりの奥さんが実はレズビアンだったことが分かって離婚して・・・エニウェイズ(彼女は西海岸出身なのでAnywayをAnywaysと言った)面白いんだって!あんたも観てみなよ」と、まどろんでいた人間を起こしてまで薦めたドラマにしてはあまりにもテキトーな説明をした。



が、そんなになってしまう気持ちも今なら分かる。
とにかく面白いんです。
皆さんもぜひ、ご覧ください。
それまで「アメリカンジョークっておかしい?」「アメリカのコメディドラマって面白い?」と思ってた私を、完璧なアメリカンジョーク好き、シット・コム(シチュエーション・コメディ)ファンに変えてしまったFRIENDS(←音声あり)なわけでして。
よくわかんないシーンでも、観客の笑い声につられて笑っちゃうんだよなぁ。
そんな自分がまたおかしくて( ̄▽ ̄)ワライッパナシ

***
と、これだけじゃおすすめするのに失礼なので、人物・ストーリーの簡単な紹介を追記です。
1994年にスタートしたFRIENDSは、NYはマンハッタンに暮らす、レストラン勤務でかなり神経質なMonica(Courteney Cox Arquette・結婚前のクレジットは”Courteney Cox”)とその兄で古生物学の博士号を持ち博物館で働くRoss(David Schwimmer)、Monicaの10代からの友人でルームメイト・お嬢様育ちのRachal(Jennifer Aniston)、元ストリートチルドレン・感受性豊かで霊感に優れたPhoebe(Lisa Kudrow)、モテモテだけどちょっとおばかさんで売れない俳優のJoey(Matt LeBlanc)に、JoeyのルームメイトでRossの大学時代の友人Chandler(Matthew Perry)の6人が織り成す、めいっぱい笑えて、時々ほろりとさせられるシチュエーションコメディです。
この6人の関係はシーズンを追うごとに変化していきます(上記は初期の職業やルームシェア状況。)
毎シーズン大物ゲストが登場するのも見所のひとつ。
これまで、ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジュリア・ロバーツ、ヘレン・ハント、またシーズン7だけでもスーザン・サランドン、イアン・ソープ、ウィノナ・ライダー、ゲイリー・オールドマンなどなど、数え切れない豪華有名人・俳優陣が出演しています。

■ 相関図などもあり、人間関係が分かりやすいサイト →WOWWOW ONLINE
■ 公式サイト →米・ワーナー(←音声あり/コンテンツは日本のWOWWOW公式サイトとほぼ同じです)

***


あの夏の終わりから、もうじき丸7年。
別にルームメイトの薦めに従ったわけではないけど、いつの間にか私自身毎日欠かさず観るようになり(本放送以外に過去のシーズンのエピソードを繰り返し再放送していたので)、というか毎日観ないと落ち着かないくらいになり、今じゃ当時の彼女もひるみかねないにやにや笑いを浮かべてFRIENDSを語ってしまうほど。
うーん、ハマった。
登場人物6人のうち誰が一番好き?なんて訊かれると本気でしばらく悩んで、「いやぁ・・・ひとりっていうのは、やっぱりちょっと厳しい・・・」と頭を抱えるくらい、各キャラクターそれぞれに勝手な愛着があったりします。
(WOWWOW公式サイトによる、「友達になりたいキャラ」人気投票は→こちら

アメリカは移民が多いためか、聴覚障害者用のサポートが進んでいるためか、大抵のテレビ番組を字幕付きで見る事が出来る。
日本のように放送に乗せるテープにキャプションを入れるのではなく、テレビ自体にクローズド・キャプションOn/Off機能が付いていて、Onにすればどんな番組の音声も文字として表示してくれる(もちろんビデオやDVDも)。
※ ちょっと気になって探してみたらこんなページがありました→海外の字幕事情

最初は「英語を英語で見てもわかんないんじゃん?」と思ったけれど、実はこれ聞き取りの強い味方で、新しい言葉を仕入れるのとか聴解力の訓練にもかなり有用。
「Let’s say 7-ish(セヴニッシュ)?」(「待ち合わせ、7時頃にする?」)なんてのもFRIENDSのChandlerのセリフに学びました。
同じように、多くの留学生(留学経験者)や駐在員も、このクローズド・キャプションで”生きたことば”を学んでいる+きたと思うのです。
ほんとにありがたい機能(-人-)
日本のテレビにも標準装備すればいいのになぁ。
日本語ってこんなに難しいんだし・・・。

さてさて、4月に台湾でシーズン8と9のDVDを買ってきて、このところずーっと観ている私。
FRIENDSは本国アメリカでは昨年最終章シーズン10「フレンズ・ザ・ファイナル」の放送が終了し、10年間の歴史に幕を下ろしたばかり。
この最終回、全米5,250万人が観たというからスゴい。
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台湾では「六人行」。
と言っても、台湾朋友は皆このドラマをFRIENDSと呼ぶ。


台湾版DVDで表示できる字幕は、英語・中国語(繁体字)・韓国語・インドネシア語の4ヶ国語。
中国語でも観られるとあって、私としてはまさに一石二鳥な商品。
しかも4枚(全23話)に加えスペシャルインタビューやら未公開映像も収録していながら、4000円しないというお買い得品なのです♪
ビバ台湾版!!

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1度英語で観てから
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中文で観たりします。しかし、このあたりのJoey切なすぎ・・・(/_;)


シーズン10も台湾版で観たいなぁ。
友達に送ってもらうか、ネットで買うか。
はたまた、台北までひとっ走りするか。


「JOEY」も観たくて仕方ないし(WOWWOW入ってない)、私のFRIENDS熱はまだ当分の間おさまりそうにありません。
(久々にSeinfeldも観たいなぁ・・・。)
by linglong | 2005-06-05 23:54 | 電影・娯樂
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英国生まれ、東京育ち。前世は台湾人(?)。十数年前にチャイニーズポップスにハマり、台北に留学。その後、米・シアトル~NYCへ渡りエンタ関係のビジネスを学ぶ。現在、0歳児育て満喫中。

by linglong
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