※ 「杉林渓烏龍茶」作り 1は
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すっかりさぼってしまいました。
杉林渓烏龍茶・春茶作りもいよいよ終盤。
前回、
殺青で発酵を止めた茶葉を布でくるみ
揉捻し、その後
乾燥させるとようやく今回の我々の最終目標、荒茶(あらちゃ/中間加工茶)の出来上がりです。
殺青以降はここで行います。揉捻機(右)と乾燥機。
釜炒り機から出した茶葉を大きな布に包んで
(団揉)、望月と呼ばれる揉捻機で均等に揉みこんでいきます。
(画像がないので、友人から借りられたらまた後日アップします。)
※ 現場では、機械の形状が丸いので望月?みたいな説明もあった(気がする)けど、どうやらここで使用した揉捻機は、明治時代に静岡県の望月発太郎氏によって考案された「望月式手動揉捻機」というものの後継機?らしいです。
揉捻が済むとすぐに布から茶葉を取り出します。
玉解きと呼ばれる作業です。
この時に茶葉の湿気や熱を逃がします。
皆さんもよくご存知の
凍頂烏龍茶などの高山茶や
鉄観音に代表される、(半)球状の烏龍茶を製造するには、団揉→揉捻→玉解き→
復焙(再加熱)を約20回も繰り返さなくてはならないとのこと。
団揉はもの凄い力仕事。
釜炒り直後の茶葉は熱いし、なんせ台湾は暑い!(おすすめシーズンは2月(・∀・)♪)
汗だく・疲労困憊必至の過酷な作業です。
改めて茶農の皆さんに尊敬の念を抱き、感謝せずにはいられません。
さてさて、玉解きした茶葉を乾燥機に入れ、乾燥した茶葉が出てくればとうとう自分で作った荒茶の完成!
この瞬間、感動というより、「やっと終わった・・・」と安堵したというのが正直なところ。
我的荒茶(^^)
製茶のシーズンにはこんな徹夜作業を10日間は続けなくちゃいけないのよ、と、後にこの茶農の娘さんから聞き、とてもじゃないけどここのヨメにはなれんわぃ・・・と思った私です。
最後は18人全ての荒茶を、鑑定杯でテイスティング。
茶葉と茶液の香り、水色、味、茶葉の形状・色などを品評しあいます。
3gの茶葉を100℃・150ccのお湯で6分間(荒茶のため)抽出。
外はもうすっかり明るい・・・どころか紫外線強し!
もう9時過ぎてるんだもんね・・・眠たひ・・・。
この後ホテルに戻りシャワーだけ浴びて、結局一睡も出来ぬまま凍頂山やら台中やらでの研修が続きました。
とにかく寝不足に弱い私。
我が家に帰ってきた時には、全ての歯がグラグラしてたくらい疲れましたです。
さようなら、杉林渓。さようなら、茶摘みのおばちゃん。
台湾研修の模様はまだ続きます~。
ちなみに、
当ショップの1周年記念感謝セールは明後日5月31日(注文分)までです~。